電車が遅れて

子どもたちが眠る時間に僕が帰ってきたので

大喜びで飛びついてきて

歯磨きを嫌がって うがいも嫌がって 嫁と二階に上がるのも嫌がって

泣きながら僕にしがみついてきて

「そしたら、一緒に二階まで行こうね!その後お父さんは降りてご飯食べるよ?いい?」

って何度も言い聞かせて

抱っこしたまま一緒に二階に行って

降ろそうとしても泣きながらしがみついて離れなくて

あんまりしゃべれないクセに

「まだ!まだ!」

ってギャン泣きして

それでも嫁に無理やり抱き取ってもらって 一階に降りて

こういう日を 死ぬまで忘れないでおこうって そう思った

大切な夜

Post a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。